アメリカから日本への引っ越し手続き

今回は、ヤマト(Yamato transport USA)の単身プランSeaを利用しました。家具は一切買わず、キャンプ用品とダンボール生活だったので、2年間二人で過ごしましたが、スモールパック($980)で済みました。荷物も取りに来てくれます。予約は帰国一か月前にして、部屋の荷物(今使うもの、帰国してすぐに必要なもの、当面は不要なもの)を分けてダンボールに詰めるのに2週間かかりました。一部は、ボストンのBIC掲示板で売りました。日本文化を知っている相手なので連絡が楽ですね。日本人以外も見ているので、英語で併記しておくと良かったです。

サンタバーバラから帰国する時は、日通(Nippon express USA)のシングル人パックを利用しました。少しでも安くするため、荷物を乗用車一杯に詰め込んで、トーランス近くにある集積場でダンボール詰めしました。丸一日かかった覚えがあります。このときも10万円くらいでした。大きな荷物は、creigslistで売りました。帰国してすぐに使う荷物はスーツケースに入れて持って帰りました。一人2つまで持てます。

今回は社宅が使えないため、日本での一時滞在場所はウィークリーにしました。アメリカからでもネットで契約ができます。IDのコピーをメールで送って、クレジットで支払うだけです。ネットも使えるし、ウィークリーの滞在先に荷物も送らせてもらえました。自転車や自動車の格安レンタルもしていました。ホテルよりも安く便利なので、一時帰国などにオススメです。


2月下旬
・家主に引っ越し報告
・航空券とホテル(米国と日本)の予約
・引越業者に見積もり依頼
・BIC掲示板を使って、持って帰らない荷物の譲渡

3月上旬
・引っ越しの箱詰め
・オンラインで電気の契約解除(予定設定が可能)
・ネットの契約解除(方法はコチラ、モデムはUPSで送る)
・Hubway・Netflixなどの契約解除
・健康保険・住居保険の契約解除
国際運転免許の発行
アメリカの住所変更届
・日本にいる親族に戸籍謄本の取り寄せ依頼
・日本の友人へのお土産購入
・アメリカの友人にお別れの連絡

3月中旬(帰国直前)
・アメリカの携帯電話の契約解除
・部屋の掃除(我が家は小さい荷物はそのまま捨てれた…)
・鍵を渡す(我が家は一週間以上前に連絡、depositは小切手で返却)

3月下旬(帰国後)
・住民票登録
・運転免許更新
・マイナンバー取得
・日本の携帯電話の契約
・米国の銀行口座の解除

アメリカから日本への住所変更届

サンタバーバラから帰国する際は、アメリカにいる友人宅の住所に変更させてもらいました。アメリカ国内の住所変更であれば、オンラインで簡単にできます。

今回、親しい友人がボストンにいないので、住所変更先を日本にしました。国外の場合の変更方法はUSPSのFAQ”Non-residential and Unique Change of Address Situation”に記載してあります。

方法は、オンラインではなく、受付窓口で申請するだけです。申請用紙は、国内移動と同じForm3575です。要はオンラインフォームで記載できないので、アナログで対応するようです。引っ越し後に、住所変更を申請したい場合は、住んでいたアメリカの家近くの郵便局に、どのような方法でどこに転送したいかを手紙で送ればいいようです。Form3575と一緒に。(なんでメールじゃダメなんだろ…)

アメリカは、担当者によって答えが変わることが多々あるので、念のため上のFAQを印刷して窓口に持っていきました。Form3575は窓口に行かずとも、店内に置いてありました。

アメリカで国際免許証の発行

日本の免許更新
アメリカ滞在中に日本の免許の更新期限が切れてしまいました。残念ながらアメリカでは日本の免許更新ができません。日本で更新する際も、転出届を出しているため、ある条件が付きます。一時滞在先(実家など)が、免許記載の住所と同じ場合は、通常の更新手続きですが、免許記載の住所と違う場合は一時滞在先近くの免許センターに行く必要があります。その時、一時滞在先の証明書が必要となります。ホテル滞在の場合は、ホテル側に了承を得る必要があるそうです。

調べた上で、一時帰国した際に羽田空港に最も近い免許センターに行ってみたら、免許記載の住所近くの免許センターに行けと言われました。遠すぎて断念しました。6か月以内であればゴールドを引き継げるのですが、今回もダメでした。これでサンタバーバラからの帰国時も含めて、免許の失効は2回目です。再び初心者からです。たとえアメリカで毎日ブイブイ運転していても、日本では初心者マークを付けて運転しなくてはなりません。

免許失効後3年以内であれば、海外赴任者は免許更新時に学科や技能試験は免除されます。3年を過ぎた場合は、技能試験が必要ですが、海外の免許を日本の免許に書き換えるのがいいと思います。いずれにせよ、「住民票」が必要となります。転出届を出している人は、「戸籍付表を本籍地から取り寄せる→住民登録→免許更新」という流れになります。帰国して、引っ越しや仕事ですぐに車を運転したくてもできません。そこで便利なのが国際免許証です。


アメリカの国際免許
アメリカで免許を持っていて、かつアメリカに3か月以上滞在している方は、AAAで国際免許証(International Driving Permit: IDP)を発行してもらえます。アメリカでは日本で発行した国際免許証があまり役に立ちません(アメリカに着いてから7日間だけという州もある)が、日本ではアメリカの国際免許が1年間有効なようです。

ただし、州によってルールが違い、マサチューセッツでは免許発効後5年間有効ですが、カリフォルニアの免許はビザ期間のみ有効です。カリフォルニアでJやFビザ滞在の方は、本帰国した時点でアメリカの免許が失効してしまい、国際免許を使った運転ができません。国際免許証は、あくまで現地の免許証の翻訳みたいなものです。ハワイでは国際免許がなくても運転できる、というのがいい例だと思います。例え国際免許が発行されても、現地の免許の方が優先されるため、現地の免許が有効な状態でなくては意味がありません。

事前に登録フォームをウェブからダウンロードし、記載しておきます。
 State of issue: 免許を発行した州
 Departure date from USA: アメリカの出国日
 Permit effective data: 国際免許の使用開始日(国際免許自体はこの日から1年間有効ですが、日にちを遅らせたところで、日本で有効なのは上陸した日から1年以内となります)
 Vehicle type:アメリカの免許で有効な範囲で乗りたい車を選びます。
AAAが近くにない方は、AAAに書類を送るだけでも国際免許が発行できますので、最後の送り先を忘れないようにしてください。

他に、運転免許証、20ドル、パスポートサイズの写真(2枚)必要です。写真は、AAA会員でなくてもAAAでデジカメで撮影してくれました。$12。その場ですぐに発行してくれるので、写真撮影も含めて15分くらいで国際免許証が手に入りました。日本で運転する際は、この国際運転免許証とマサチューセッツの運転免許証の両方を携帯する必要があります。