日本から米国銀行の口座を閉じる

サンタバーバラから帰国した際は、BoAの口座を閉じる手続きをチャットで受け付けていました。しかし、どうも今は行っていないようです。BoAのサイトをいつ見ても、電話をしろ、と書かれています。今回は仕方なく、スカイプ電話で電話することにしました。

まず、閉じる前に、口座(checking account)に残っているお金を全て引き出す必要があります。送金されるのに1週間程度かかるため、口座に現金が残っている場合、閉じるのに10日ほど期間を要します。現金で下ろせば、すぐに解約手続きできると思います。BoAから日本の銀行に送金する手続き(wire transfer)は、全てオンラインでできますが、セキュリティ上、スマホのSMSが必要になります。

帰国する際に、現地で利用していた携帯電話を解約していた場合、帰国後はオンラインでは取引できません。電話かハガキで送金したい旨を伝え、残額分を小切手で送ってもらう必要があります。私達の場合、米国で使っていた電話がプリペイド式で、セキュリティ上、対応不可であったため、オンラインでお金を送金できませんでした。米国出張した際に、送金手続きのみ、現地の受付窓口で行いました。

出張が5日程度で会ったため、その場で口座を閉じることはできませんでした。そこで、日本の口座に送金確認後、日本からスカイプ電話で口座を閉じました。名前とか閉じる理由を聞かれました。この時、checkingもsavingも0ドルになっていましたが、Credit card accountに少額残っていました。これは、クレジットカードのリワードと、最終月のインターネット費用の過払い金の返還によるものです。これを送金してもらうため、日本の住所を伝えたところ、後日、日本に小切手が送られてきました

これまで、三井住友銀行では、米ドルの小切手を換金することができました。しかし、受付の方曰く、2018年7月より、金融庁の命によりこのサービスを終了したとのことです。今は、どこの銀行でも日本では小切手を換金できないだろう、とのことでした。実際、ゆうちょ銀行にも聞きに行きましたが、できませんでした(そもそも小切手の換金サービスを前から行っていないよう)。

ちなみに、ゆうちょ銀行では、国際郵便為替(international money order)であれば、今もサービスを行っているようです。これは、USPSで手続きする必要があり、上限が$700らしいです。また、ゆうちょ銀行では、マイナンバーに登録していないと、2019年以降、送金(Wire transfer)すらできなくなるようです。住民票のない方は、マイナンバーの登録手続きができません。長期間米国で生活してきた人にとっては、実質、ゆうちょ銀行に送金することができなくなるに等しいです。米国の口座に多額のお金がある方は、他の銀行(三井住友や東京三菱UFJ)を利用して送金(wire transfer)する必要がありそうです。

というわけで、少額の米ドル小切手が紙切れになりました。換金期限は、120日以内です。それまでに、米国に行って換金する必要があるようです。非現実的です。