ボストンマラソン


H氏です。4月中旬に行われるボストンマラソンは、アメリカで最も歴史のあるマラソンです。

参加するには、年齢に応じた記録を他の大会で事前に出しておく必要があります。30代で3時間程度の足キリがあるので、参加者全員のレベルが高いです。同程度の高いレベルの選手が集まっているだけに、スタート付近から、どうしてもぶつかってしまったりするそうです。その後も選手達がなかなかばらけないので、給水するのも大変だそうです。


もちろんトップランナーは世界レベルになるので、観客も見ごたえばっちりです。住宅街を走ることもあり、沿道からたくさんの応援があります。ボストンの西側からスタートし、ダウンタウンでゴールする一本道です。コースのほとんどが下り坂で、最後に心臓破りの坂があることで知られています。


今年は、3月下旬まで雪が降っていてダウンが必須でしたが、4月になり急に温かくなりました。大会前日の最高気温は27度。半袖でも暑いです。当日も最高気温20度程度らしいので、今年はランナーにとって少し暑いかもしれません。春と秋の時期は、日ごとの寒暖の差が激しいのがボストンの特徴ですね。


この時期は、ボストンの街が最も賑やかになります。世界中から多数の観光客が来るので、早めにホテルとレストランを予約しておくことをお勧めします。Airbnbですら満杯になり、予約が遅れるとホテル代が一泊4万円になることもあります。


街のいたるところでジョンハンコック社ニューバランス社の広告が掲げられ、CLIF社が作製した仮説の遊び場が外に展開されています。現在のメインスポンサーはAdidasです。


prudential center近くにあるadidasのショップでは、ボストンマラソンのグッズが売られています。他にもゴール地点付近のcopley squareにも特設グッズショップがあります。シューズなどはすぐに完売してしまうそうなので、大会の数日前に行くといいかもしれません。


シューズのサイズは、きつめの方が早く走れますが、爪が変色したり、足が痛くなってきます。一方で、ゆるいと足裏がこすれて皮がめくれてくるので、走れなくなります。そんな時便利な、Asicsのような足のサイズに合わせた靴を作るサービスはありませんが、返品大国のアメリカ。一度、走って使ってみて、自分の足に合わないとわかれば、タグなどを切っていても交換してもらえます。店によりますが、数日後でも大丈夫だそうです。


Kenmore付近から道路に青いラインが引かれています。そして、その先に、ボストン図書館前のゴールに繋がっています。ゴール500m前の女子大前では、「kiss me」のプラカードを掲げた女子学生達が応援してくれます。頬にキスしたりハイタッチしている方もおられます。


ゴール付近のサイドには仮設観客スタンドができています(先週までなかったのに、早い!)。コースである、電車のグリーンライン沿いの道路も冬場ずっと工事していましたが、先週、工事が急に終わりました。かなり荒い感じで・・・


観客スタンドからは、大画面モニターでマラソン中継が見られるようになっています。


ゴール付近は週末からホコ天になっており、とても賑やかです。Finishラインは年中残っていて、ボストンの撮影スポットの一つです。この大会でいい結果(2時間55分以内)を出すと、米国在住の場合、日本人でも(当選率のかなり低い)東京マラソンに準エリート枠で出られるそうです。


私達は、40km付近のKenmore手前(牛角前)で応援しました。先導のポリスかっこいい。正午頃になると少しずつ人が集まってきました。この地点での応援は、"Almost there"とか"Go, Go!"と言ったり、ゼッケン番号やゼッケンに書かれている名前で声をかけていました。一瞬で駆け抜けていくので、日本人ランナーでも、日本の国旗マークを付けている方やJAPANと書かれた服を着ている方は、見分けやすかったです。


きた!女子トップのKiplagat選手。足長すぎ!

 

男子トップのKirui選手。むちゃくちゃ速い!!しが主婦が本気ダッシュした時くらいの速さで抜けていきました。第3位に日本の大迫選手が入ったそうです!おめでとうございます!

ボストンの街全体が盛り上がる、楽しいイベントでした。
みなさん、お疲れ様でした!

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