H氏です.
片道の航空券は,東海岸はエアカナダ,西海岸はシンガポール航空が安いです.米国国内の移動ではJetblueが便利みたいです。
カナダ経由は時間こそかかるものの,サービス含めて,お勧めです.今回,エアカナダを利用し,トロント経由だったので,入国審査はトロントでありました(ボストンでは何もなかった).機械に①航空券をスキャンさせ,②順番待ちリストに自分の名前が表示されたら,③入国審査官とお話,という流れです.混雑時は1時間以上かかるので,乗り継ぎ時間を2時間くらいはとっておいたほうがいいと思います.Jビザの入国審査は,DS2019とパスポートを持って,質問に答えるだけです.
2016年からカナダに行く際は、経由であっても
eTAの申請義務ができました。その場ですぐに登録てきますが、入力項目が多いので事前に申請しておきましょう。
0. 到着の報告
現地に着いたら,まず大学のInternational officeにいき,パスポートとDS2019を提示します.必須です.半年以内に米国外に出る予定がある場合,その旨を伝えて,サインしてもらいましょう.
1. 電話と公共wifi
何を契約するにしても,電話番号が求められます.日本の携帯電話を契約したまま海外使用するか,さっさと現地の携帯電話を契約することを勧めます.なによりも最優先で.米国では,スーパーや薬局,電気屋で,簡単にプリペイド携帯電話を買えます.15ドルくらいでネットも使えるアンドロイド携帯が手に入ります(驚愕).
住居がなくても、駅やスタバ,マクド,ダンキンドーナツなどで,無料wifiが使えます.情報収集のために,コーヒーを飲みまくりました.すぐにスタバのゴールド会員になれそうです.
2.健康保険
私の場合は,DS2019発行時に求められましたが,学生などは現地についてから契約するかもしれません(保険の詳細については
コチラ).欧米の治療費はバカ高いので,すぐに契約しましょう.大学のHeath insuranceについて,秘書さんかInternational officeが教えてくれると思います.大学の健康保険は,格安で,かつ妊娠がサポートされていたり,オプションで歯科や眼科の保険にも入れます.visiting researcherも入れることが多いです.
3. 家
最初は,学生同士シェアするか,社会人なら家具付きの家もしくはホテル滞在が便利です.最初からインフラを含め,すべてを揃えるにはかなりパワーがいります.渡米してから家を決める方は、電話かネットが使える環境にいながら,家探しをしたほうがいいです(家の詳細については
コチラ).
今回の2年間のボストン滞在では、家具を一切買わないつもりでした。帰国時にそのまま捨てられる
ダンボール家具(テーブルや洋服ダンスなど)と、コンパクトに畳めるキャンプ用品(エアーベッドやチェアなど)だけで過ごしてやる~と、今回,海外生活3回目で調子に乗っていた私は,衣類だけ持って,初日から家具なしアパートに入り,てんてこ舞いになって風邪をこじらせました(床にヨガマットだけ敷いて,毛布なしで寝たら当然か).皆さんは、あまり無理をしないでくださいね。
4. 学生証
大学にいって,学生証をもらいましょう.MITの学生証は,電車やバスで使えるCharlie cardも兼ねており,便利です.ついでに,電車やバスの定期券も買ってしまいましょう.学生は半額で買えるらしい.うらやま.
5. インフラ
英語が苦手で電話したくないかもしれません。電気,ネットなどの契約はネットから申し込めます.スタバなどから家のネット契約申請をすればOKです。電話番号が必須です.契約した次の日にモデムをもってセッティングしてくれ,すぐに使えることができます。
ネット接続後、映画やドラマ、アニメが見たい人は、
Netflix(月$8)や
Hulu(月$8)がお勧めです。簡単に契約解除できるので、一通り見つくすまで契約するのもいいかもしれません。日本の番組が見たい人は、
テレビジャパン(月$25)があります。
米国のTVは、見たいチャンネルを契約しないといけません。日本でいうとwowowみたいな感じです。TVやネットを契約しなくても、HDTVは無料で見ることができます。amazonで20ドルくらいで室内TV antennaが手に入ります。私は
コレを買ってみました。接続も簡単でした。
6. 銀行
パスポートとクレジットカード(学生証や運転免許証なども可)があれば,その場で口座開設できます.これで,大学や会社に給与を振り込んでもらえます。一緒にデビットカードも作ってくれ,すぐにATMを利用でき,temporaryの小切手もくれます.正式な小切手は1週間くらいで届きます.届けば,家賃の支払いもできるわけです(temporaryの小切手は拒否されることもあるので要注意).
家賃や車などの高額支払いの多くに小切手を使うので、Checking accountは必須です。Debitカードもchecking accountから引き落とされます。できればsaving accountも作った方がいいです。利息がつくというメリットもありますし、Debitカードをスキミングされたときに、saving accountのお金は残るからです。checking accountも引き出し上限があるので、大損害まではなりませんが。
口座開設後、W-8BENフォームが家に届きます。「日本の納税者で、米国から利益や配当を受けている人」は「日本の納税者であることを証明するため」に記入しなくてはいけません。米国に住んでいてJビザで税金を免除されていても、銀行口座をつくると利息が発生するので該当します。必要な情報は、日本の住所くらいです。あればSSNも。
7. SSN
公共のオフィスに,パスポート,ビザ,DS2019,住居証明などを持っていけば1ヶ月くらいで作れます.J2ビザの場合は,特殊な条件のときのみ.
8. 在留届
ORRnetのサイトから,インターネットでできます.大事件の情報などがメールで届くので便利だし,安否確認などのためにも必須なので,必ずしておきましょう.
今回,0~6を,2日で終わらせました(SSNはすでに持っていたので不要).なにせ,引越し作業中にも,仕事メールが容赦なく降ってくるので. 時差ぼけもありーの,風邪も引きーの,死にそうでした.Santa barbaraやLausanneのときみたいに,最初は家具つきにしておけばよかったです.
クレジットヒストリー(クレヒ)
クレジットヒストリー(SSN)と電話番号があれば,銀行のクレジットカードもその場で作れます.銀行のクレジットカードは、比較的作りやすいです。専業主婦の方は、収入のあるパートナーのクレジットカードが届いた後に、家族カード(authorized card, joint cart)を申請する必要があります。オンラインで申請可能で1週間程度で自宅に送られます。
クレジットカードは、買い物内容に応じた1~3%のキャッシュバックなどもあるのでお得です。クレヒがなくても、depositすれば作れるようです(secure card)。他にも、ストアのクレジットカードは、比較的審査に通りやすいようです。
私の場合、サンタバーバラで2年間、毎月数十万円を某航空会社の米国クレジットカードで支払っていたにもかかわらず、レッドカード(target)やアマゾンですら審査に落ちました。自分のクレヒは、依頼すれば見ることができます。2年前の記録だし、一度自分で確認した方がいいのかもしれませんね。スコアが300だとbad、700だとgoodのようです。クレジットカードを作り過ぎず長く使う、クレジットカードでたくさん支払う、支払いを期日どおりに行う、とスコアが良くなるそうです。
外貨両替
1000ドル以上の外貨の両替でも、ボストンの空港よりも、街中の大手銀行のほうがレートが良かったです。大手銀行なら、大抵の店舗でも両替可能です。日本と米国なら、日本でドルに両替したほうがレートがいいという話もありますが、比較したことはないです。本当にそうなんでしょうか?