MITの卒業式

5月下旬にハーバード大学、6月最初にMITの卒業式があります。

2017年のハーバードの卒業式はFacebookのCEO、Mark Zukerbergが話しました。


MITでは、AppleのCEO、Tim Cookです。webcastからみれます。

講演者はMITのドームの前で立ち、芝生一体に学生と親が座り、チャールズ側に入口が設けられます。卒業生一人当たり、4枚のチケットがもらえます。MIT-IDが必要で、一般の人は入れません。それでも、当日の朝は長い行列ができています。


現在、ハーバードもMITも世界的に有名な大学です。以下、個人的な勝手な印象で両者の大学院を比較して書いておきます。日本の大学で例えるとハーバードは東大、MITは東工大というイメージです。ハーバードは厳かで格式高く、政治家や法律家になる感じで、MITはギークで技術的な仕事に就く人が多いように思います。

研究設備としては、MITは大したことありません。日本では旧帝大に匹敵するかどうかくらいで、東大・京大の足元にも及ばないように思います。研究費自体は多くありますが、スタッフや事務職、学生・ポスドクなどの人件費に多くが割かれ、設備は最小限のように思います。限られた設備で、画期的なアイデアと的確な研究計画に加え、地道な努力で泥臭く成果を出しているように思います。大学院生の学生期間は6~8年と非常に長いです。一方で、ハーバードの研究設備は素晴らしく、東大やETH並みに揃っています。やりたいことは何でもできるという感じです。

非常に近い距離にある二つの大学ですが、特色が全く違って面白いです。

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